・現代語訳
一、下村の与三男が一昨日京都に上り、今日、午後六時頃、奈良へと帰ってきた。京都の様子を詳しく、以下のように語った。
まず、去る二十五日、用害を築くために一条辺りの竹林を細川勝元方の者が伐採したという。この竹林の所有者は山名方の者だったので、この知らせを聞いて早速人を遣わして追い払った。翌二十六日、細川方から(報復のための)軍勢が出て、一色義直の館へ攻め入ったという。しかし、一色勢は既に山名方へ加勢のために向かっており留守だったので、その館を(細川方が)焼き払ってしまった。(中略)京都の様子は言葉では言い尽くせないような状況だという。
一、室町殿(足利義政)については、近習の者が三交代制で門という門を閉じ、警固を固めているという。但し、(室町殿は)細川方・山名方の両方に使者を遣わし、まずは戦闘を中止する方策を考えるべしとお命じになったという。
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