●現代語訳
九日 雨降っている時に参内した。御馬御覧が有る事。前もって呼び寄せていてた、小板敷で、行事蔵人を招いて、左右の毛付を取り寄せて開き見たところ、檀に入れられた北飼の御馬三疋が入ってなかった。そのため書き入れさせた。此の間に天皇がお出でになった。召集があって参進することはいつものようであった。左に七疋、右に五疋であった。御覧が終わって退出する間、御簾の中から尻付を頭辨に押し出して返しなさった。毛付を加えて、小板敷でおっしゃったように書き終わった。よくよく今日のことを考えると、毛付が御所から下しなさった事は、ここ数年見ないことで、不審なことである。この後朝夕の膳が供え、用事が終わって退出した。雨が降っていた。
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